たくましくもあたたかな生の息吹は
大地から湧き上がる懐かしい息吹とも相まって
あるべきセカイの息吹を吹きかけてくれるだろう
写真集 土の息吹
堀 忠三 著
◆ 発行:2023年1月
◆ 判型:AB判・上製
◆ 頁数:96頁(写真90葉/ダブルトーン)
◆ ISBN978-4-87196-090-8
◆ 定価:4,000円+税
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■内容紹介■
厳しい自然環境や時代の変遷、そして連綿と続く悪政の中でも、
それでも地に根ざして土と共に生きつづける東北の農民たち。
その土の民にとことん寄り添い、
魂が感応し合った作者だからこそ写せた
唯一無二のスナップショットの数々が、一冊の写真集になった。
どのページを繰っても、彼ら彼女ら老若男女の、
たくましくもあたたかな生の息吹が感じられる。
それは彼(か)の地から湧き上がる懐かしい息吹とも相まって、
読者の深奥にほんとうのニンゲンの、
そしてあるべきセカイの息吹を吹きかけてくれるだろう。
■著者紹介■
堀 忠三(ほり・ちゅうぞう)
日本写真作家協会会員
1940年、大阪府豊中市生まれ。1945年、北海道佐呂間村(当時)へ入植。1970年、千代田写真専門学院卒業。1986年、個展「北上の山峡で」開催(オリンパスギャラリー)。1994年、北海道佐呂間町で写真展開催。1999年、個展「北上高地」開催(オリンパスギャラリー)。
写真集に『老農――北上高地の生 40年の記録』(2015年・一葉社)、『牛飼い暦日』(2003年・日本経済評論社)、『北上高地――風雪と陽光のなかで』(1998年・日本経済評論社)がある。
■もくじ■
Ⅰ. 出稼ぎ II. 米審 Ⅲ. 老農 Ⅳ. 子ども