◆発行年月日:2009/06/23
◆サイズ:四六判
◆ページ数:270ページ
◆ISBN:978-4-87196-042-7
◆定価:1900円+税
■内容紹介■
あがいて、もがいて、はいずりまわった12人――
それがこんなにもわたしたちを励まし、勇気づける!
本書は辛い更年期を抱えた十二名の女性たちが、十年という歳月を経てどのように変化し、人生の大きなハードルでもある更年期をどう乗り越えてきたか、という人生のドラマを紹介させていただきました。……同じ苦しみを持ち、苦しみの中で闘っている方々に役立つよう、一人でも多く辛い更年期から一日も早く抜け出し、本来の健康で明るい人生を歩んでいけますように願っています。(本書「まえがき」より)
「子宮と地球にやさしい」まつしま病院前院長・佐々木靜子医師による
親身で専門的なアドバイス付き!
……ここに自分の更年期を語った人たちが、「力をもって」いることにも、気づきます。医療のもつ力のなんと小さいことか、わたしは恥じ入るばかりです。あるときは、つらさに流されているように見えたりしていても、すべての人が、自分の力で更年期を乗り切っています。つらい中でも、同じような悩みを持つ人の「支援者」にすらなっていることに、胸が痛くなるような感激を覚えます。(本書「はじめに」より)
佐々木靜子(ささき・しずこ)
「女性の安全と健康のための支援教育センター」共同代表。「富士見産婦人科病院事件」では発覚と同時に被害者同盟医師団に参加。専門家の立場で長期の裁判を支える。著書に『女のからだの本』、共著に『どうする更年期』など。2013年6月14日死去。享年73。
山口美智子(やまぐち・みちこ)
1945年、埼玉県生まれ。8ミリカメラでドキュメント作品『秩父事件』などを制作。『撥の女』で第3回ひろしま国際アマチュア映画祭優秀賞受賞、『塚越の花まつり』で第7回日本映像フェスティバル8ミリの部優秀賞受賞。
著書に『村とダム』(すずさわ書店)など、近著に『機と秩父』(さきたま出版会)がある。