戦後編集者雑文抄
―― 追 憶 の 影
松本 昌次 著
◆ 発行年月日:2016年7月
◆ サイズ:四六判・上製
◆ ページ数:280ページ
◆ ISBN978-4-87196-060-1
◆ 定価:2,200円+税
■著者紹介■
松本 昌次(まつもと・まさつぐ)
1927年10月、東京生まれ。高校教師等を経て、53年4月から83年5月まで未來社勤務。同年6月、影書房を創業し、2015年7月、同社を退く。その後も編集者として現在に至る。
花田清輝、埴谷雄高、平野謙、野間宏、富士正晴、杉浦明平、井上光晴、木下順二、山本安英、上野英信、丸山眞男、藤田省三、廣末保、橋川文三など、戦後文学者や戦後思想家の名著を数多く手がけ、それらはそのまま戦後出版史の輝かしい軌跡を描く。
著書に、『朝鮮の旅』『ある編集者の作業日誌』『戦後文学と編集者』『戦後出版と編集者』『わたしの戦後出版史』、編書に『西谷能雄 本は志にあり』『庄幸司郎 たたかう戦後精神』がある。
■内容紹介■
かつて「戦後の名著の多くはこの人の手になるものだった」(『サンデー毎日』書評欄)とまで言われ、語り書きの『わたしの戦後出版史』が今世紀初頭の名著として朝日新聞の「ゼロ年代の50冊2000-2009」の1冊に選ばれた「生涯現役編集者」松本昌次。その松本昌次の好評『戦後文学と編集者』『戦後出版と編集者』(いずれも一葉社刊)に次ぐ、待ちに待った「戦後編集者シリーズ」第3弾。
今回の主な「戦後人」は、秋元松代、石川逸子、井上光晴、上野英信、木下順二、久保栄、西郷信綱、島尾敏雄、武井昭夫、竹内好、中野重治、長谷川四郎、花田清輝、埴谷雄高、藤田省三、富士正晴、松本清張、丸山眞男、溝上泰子、宮岸泰治、宮本常一、吉本隆明に加えて、チャップリン、ブレヒト、リリアン・ヘルマン、ワイルダーなども。これら「戦後」を創造し先行し体現した人たち――その影となって同時代を伴走した一編集者の、「戦後」にこだわり「戦後精神」の遺志を継いだ貴重な証言集。
戦後文学と編集者
◆ 発行年月日:1994年11月
◆ サイズ:四六判・上製
◆ ページ数:256ページ
◆ ISBN:978-4-87196-002-1
◆ 定価:2,000円+税
〈戦後の創造者たち〉
花田清輝 埴谷雄高 平野 謙 椎名麟三 武田泰淳 竹内 好 富士正晴 野間宏
杉浦明平 木下順二 飯沢 匡 下村正夫 廣末 保 深沢七郎 山代 巴 丸岡秀子
岩村三千夫 国分一太郎 風間道太郎 橋川文三 上野英信 井上光晴 村松武司
金 泰 生 許 南 麒 渡辺 清
戦後出版と編集者
◆発行年月日:2001年9月
◆サイズ:四六判・上製
◆ページ数:256ページ
◆ISBN:978-4-87196-023-6
◆定価:2,000円+税
〈戦後精神を担った人々〉
伊達得夫 西谷能雄 小汀良久 小川道明 安江良介 田村義也 木村 亨 久保覚
庄幸司郎 入野正男 上坪 隆 永山正昭 丸山眞男 花田清輝 埴谷雄高 平野 謙 本多秋五 野間 宏 竹内 好 武田泰淳 木下順二 尾崎宏次 山本安英 宇野重吉 佐多稲子 井上光晴 上野晴子 丸山友岐子 金 泰 生 朴 慶 植