戦後出版と編集者
◆松本 昌次 著
◆発行年月日:2001/9/
◆判型:四六判・上製
◆頁数:256ページ
◆ISBN:978-4-87196-023-6
◆定価:2000円+税
■内容紹介■
「戦後精神」を創造し体現した人たち——
その影となって同時代を伴走した一編集者の
側面からの貴重な証言集!〈第2弾〉
戦後五十余年を経て、ますます病状が悪化する日本社会の現実をつぶさに目撃する
につけ、同時代を共に生き、わたしの心に刻まれた方々が、それぞれどのようにして
戦後精神とかかわり生きたかを、ひとつの“あかし”として録しておくことにいささ
かの意味もあるかと思い、まとめることにした。(本書「あとがき」より)
■目次■
戦後精神を担った人々
伊達得夫 西谷能雄 小汀良久 小川道明 安江良介 田村義也 木村 亨 久保
覚 庄幸司郎 入野正男 上坪 隆 永山正昭 丸山眞男 花田清輝 埴谷雄高 平
野 謙 本多秋五 野間 宏 竹内 好 武田泰淳 木下順二 尾崎宏次 山本安英
宇野重吉 佐多稲子 井上光晴 上野晴子 丸山友岐子 金 泰 生 朴 慶 植
■松本 昌次(まつもと まさつぐ)
1927年10月、東京都生まれ。高校講師等を経て、1953年4月から83年5月まで未来社に勤務。その間、編集長などを歴任しながら、主に戦後文学者の作品集・評論集等を数多く手がける。83年6月、影書房を設立。時代に流されない変わらぬ一貫した精神・姿勢で、現在も編集・出版に携わり続けている。著書に『戦後出版と編集者』(一葉社)、『ある編集者の作業日誌』(日本エディタースクール出版部)、『朝鮮の旅』(すずさわ書店)、『わたしの戦後出版史』(トランスビュー)、編著に『西谷能雄 本は志にあり』『庄幸司郎 たたかう戦後精神』(いずれも日本経済評論社)などがある。