「北朝鮮」という呼称は日朝の歴史も、日本の責任をも覆い隠す
朝鮮半島が変わる今こそ、この本を!
朝鮮民主主義人民共和国
米国との対決と核・ミサイル開発の理由
伊藤孝司 著
◆ 発行:2018年7月
◆ 判型:A5判・並製
◆ 頁数:96ページ
◆ ISBN978-4-87196-073-1
◆ 定価:1,200円+税
伊藤孝司さんの写真展が高麗博物館で開催中!
■著者紹介■
伊藤孝司(いとう・たかし)
1952年長野県生まれ。フォトジャーナリスト。(社)日本写真家協会会員。日本ジャーナリスト会議会員。日本の過去と現在を、アジアの民衆の視点からとらえようとしてきた。アジア太平洋戦争で日本によって被害を受けたアジアの人々、日本がかかわるアジアでの大規模な環境破壊を取材し、雑誌・テレビなどで発表。
【著書】『無窮花の哀しみ――[証言]〈性奴隷〉にされた韓国・朝鮮人女性たち』『地球を殺すな!環境破壊大国・日本』『平壌からの告発』『アジアの戦争被害者たち』『棄てられた皇軍』『原爆棄民』など多数。【上映作品】『ヒロシマ・ピョンヤン』『アリラン峠を越えて』『銀のスッカラ』『長良川を救え!』など多数。
■内容紹介■
「核兵器は人類と共存できない。朝鮮を含むあらゆる国のすべての核兵器は、
廃絶されるべきである」にもかかわらず……?
米国をはじめ日韓などの強い反発を受けながらも、
なぜ北朝鮮は核兵器と弾道ミサイルの開発を積極的に続けてきたのか。
訪朝取材約40回のジャーナリストが貴重な写真60点と共に明かす
「北朝鮮」と呼び続けるこの国のマスメディアが決して伝えない事実。
朝米関係、朝日関係の実相と核心、
そして3カ国のいまだ清算されない負の歴史の数々と、
朝鮮民主主義人民共和国の知られていない意外な素顔をルポ。
「朝鮮での取材を繰り返すうちに、マスメディアの朝鮮報道は事実誤認や嘘、偏見と悪意に満ちたものが極めて多いことを痛感。……朝鮮を理解するには、現象的なことに目を奪われず長い歴史から捉える必要がある。ところがこうした当然なことが、現在の日本では行なわれていない。この本によって朝鮮の歴史と政治が正確に理解され、米朝だけでなく日朝の根本的な関係改善のために少しでも寄与することを願っている。」(本書「あとがき」より)
■もくじ■